自分のための勉強か親のための勉強か

いい結果が自分の努力によるものだと実感したときに、その努力に対してやりがいを見出すと考えられます。
 

 その点で重要なことは、学習を学習者自身の意思で行なったという感覚を学習者がもつことです。それによって結果に対してその責任を自分に追求することになり、その後の学習に対する意欲が持続すると思われます。
 

 自分で自分の学習をコントロールしているという感覚を持たせるために、周りの環境は学習者に対して学習頻度・学習時間・学習方法・問題の解き方などにおける自己選択の機会をある程度与える必要があります。


 親や指導者は自分の不安感から、学習者に対して学習を促すことが多々あります。しかし、このような行為は学習者の学習に対する意思決定の主導権を奪う行為であるため、必ずしも適切であるとは言えません。学習者に対して親や先生による過度な介入はできるだけ避けるべきです。親や指導者は学習者の意思を尊重し、信じる程の心の余裕を持つ必要があると思います。